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第77回【ジャグラーな人々。】初代『ジャグラー』最後の日/佐々木真

最終更新日2020.11.21
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パチスロ機は遊技の範疇を逸脱しないように1985年から風営法(機械の詳細部分は遊技機規則)で縛られています。それが一部改正されるごとに“4号機→5号機→6号機”と数字が変わっていきます。

現在、5号機から6号機への入れ替えが進められていて、それで6号機の『アイムジャグラーEX』も登場することとなりましたよね。ザックリいうと、それも遊技機規則が改正されたからです。4号機から5号機へと変わった時も同じです。

前回と時系列は前後しますが、2004年7月1日に5号機の遊技機規則が施行されました。これより先は、4号機を作れないことに。射幸性の高かった爆裂AT機やストック機を作らせないための改正です。

2004年当時、ライターとしてはパチスロバブルが崩壊するだろうと恐怖しましたが、プレイヤーとしてはそこまで大事と捉えていませんでした。一生飽きないんじゃないかと思える機種たちに出会えていましたし、それを一生は無理にしても長く打てるものと思い込んでいました。


▼最後まで打てた1.5号機、ニューペガサス(パル工業)▼

●検定と認定

検定や認定という言葉を聞いたことがあるかと思います。「検定が切れるから撤去しなければならない」現在はこういった使われ方をしているでしょう。パチスロ台が故障した時、部品交換するには事前・事後ありますが警察の承認が必要です。検定や認定とは、平時であれば部品交換の権利のことなんです。

しかし、今は5号機にとって平時ではありません。現在の遊技機規則は6号機となっています。6号機時代になれば5号機は、検定や認定といった保証期間が過ぎてしまうと違法機となります。違法機というと言葉はキツいですな。違う法律、異なった法律下の機種ということですね。

違う法律下の機種だから、保証期間が過ぎたら即座に撤去しなさい。こういう側面があるので、現在は設置許可の意味合いのほうが強くなっているのです。

脱線ついでに。この機械は遊技機規則に則っているかチェックするのが、保通協(検査機関)の型式試験。それに適合した結果書を持ったメーカーが、各都道府県の警察に設置許可をもらうのが検定で、期間は4年間(コロナ禍で3年から4年に改正)

その検定期間が終了したあと、まだ設置したいホールは延長を求めることができます。それが認定で期間はやはり4年間(コロナ禍で3年から4年に改正)となっています。ただ、既に6号機の遊技機規則となっているので、5号機の認定は受けられません。

……というのが、現在の形です。しかし、4号機まではそうではありませんでした。

●4号機末期の“みなし機撤去問題”

2004年(4号機時代)まで1号機や2号機もあったと書きました。機種によっては15年以上の設置。当然、あちこち壊れるわけです。もうなくなったメーカーもあるので、部品も入手できません。そこで大半のホールは、壊れた何台かを組み合わせて1台を完成させて設置していたのです。警察には無許可だったことでしょう。

認定という言葉もありましたが、まだ機能していなかったのが実態でしょう。それまでできた部品交換。わざわざ警察にお伺いを立てて1台あたり少なくない費用を払うのは想像がつかないですよね。

杜撰と言われればごもっとも。改善しなさいと言われるのもごもっとも。2005年12月に通達が出されます。2006年6月をもって、検定切れの機種を撤去しなさい。いわゆる“みなし機撤去問題”です。

2006年6月20日。ここで初代『ジャグラー』を含めた往年の名機たちが姿を消すこととなりました。文化として成立させるためには必要な歴史を捨てた日といっても過言ではないでしょう。

爆裂AT機やストック機を封じるため。行き過ぎた射幸性を抑制するために5号機へと遊技機規則が改正されました。しかし、大量獲得タイプでもない普通のノーマル、罪のないジャグ系も古めのものは撤去されることとなってしまいました。タイトルは分かりやすいように初代の最後の日としましたが、操作性が改善された『ゴーゴージャグラーSP』が多かったかな。

歴史は繰り返すと言いますが、5号機から6号機も同じですね。依存問題・高射幸性への対策としてAT機はそのまま(有利区間は5.9号機からあったので、むしろパワーアップかも)に。リアルボーナスの枚数が減少させられてしまいました。いや、ここではこの愚痴はこれくらいにしておこう(笑)。


いずれにせよ、2006年6月以降に残った4号機ジャグは『ゴーゴージャグラーV』『ジャグラーTM』『ファイナルジャグラー』くらいとなりました。完全5号機時代まで残すところ1年余り。他のノーマル機が絶滅くらいになってしまったこともあり、私のように打つ頻度が上がったという人も多かったことでしょう。

そんな4号機がなくなるタイミングに“間に合った”のが、5号機『アイムジャグラーEX』だったのです。

 
※佐々木真さんのコラムは毎月11日、21日更新予定です!次回お楽しみに!!

「佐々木真」プロフィール


パチスロ歴30年の2号機世代。歴代で好きなジャグラーは、迷うところだけど『ジャグラーTM』。目下の悩みは、リプレイを1/7.3で引けないこと。



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