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第206回【おまめんこ】ジャグラー小説スタート!? 「もしもパチスロの教習所があったら」【ジャグラーな人々。】

最終更新日2021.07.20
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7月某日。気候の変動で若干ボーッとなった頭で考える。もしもパチスロの教習所があったらどんな感じなんだろう。業界で活躍するための某スクールみたいなのではなく、パチスロの仕組みやマナー、そして技術を学ぶ学校。

コースはマニュアルとAT限定があるので、もちろん私はマニュアルを選ぶ。本当はジャグラー限定コースがあればいいのだけど、そうすると「ハナハナ限定コースも作らないと不公平だ」とか言い出す人が現れそうなのでノーマルを習いたい人はマニュアルコースを選択して、その中で習いたい機種を選ぶことになる。(ちなみに現実的には機種数がとんでもなく多いので不可能かもしれないけれど、これは妄想なので無視して進めます)



初登校の朝、町の外れにあるバス停から送迎用のマイクロバスに乗り込んだのは私も含めて7人だった。運転手は全員が座ったのを確認すると気だるそうに「はい、出発しまーす」と言い乱暴にギアを入れた。10分も走れば工業団地の黒い煙が見えてくる。その煙をぼんやり眺めていると、今度は大通りを抜けて細い路地へクネクネと入って行く。けっこう荒めな運転に酔わないよう車内に視線を戻すと、白髭の老人と目が合った。

「あんたもコレかい?」
親指でボタンを押す仕草をしている。

私は少し照れながら「はい、こう見えて私もジャグラーが好きなんです」と答えた。

何が「こう見えて」なのかわからないが、老人のボタンを押す仕草が他のスロットではなくジャグラーだとわかったのはジャグラー打ち同士の意思疎通というか、これが中押しだったら北斗かまどマギを思い浮かべるところだったが、いわゆるオヤジ打ちの所作だったのですぐにピンときたのだ。

すると老人は軽く頷き、筋張った右手の甲をゆっくりと摩りながら話し始めた。

「昔はね、朝からジャグラーを打つ客なんて爺さん婆さんしか居なかったもんだよ。それが今じゃ若い人たちがこぞってジャグラーを打つ。隠居したら朝から思う存分ジャグラーを打てると思ってたのに若者に占領されてマイジャグラーなんか座れやしない。そのくせ、あいつらはスマホやらを弄りながら面白くもなさそうに、、、」

老人の口調は徐々に荒くなり、声も大きくなってくる。初めは少し同情しながら聞いていた私も、だんだん愚痴っぽくなってきたところで右から左に受け流すようにした。

仕方がない、ジャグラーはみんなのモノなんだ。出遅れた者は残り物のアイムに座る。それが世の常だ。

それにしても他の教習生は20代前半ぐらいの子が多いなぁ。若い世代がパチスロに興味を持つのは嬉しいけど、教習所に通ってまで習う理由って何なんだろう。パチスロで生活したいとか?仕事しながら趣味で打ってるぐらいがいいと思うけどなぁ。

そんな余計な心配をしながら、カバンの中に入れておいた新調したばかりの小役カウンターを取り出す。今まで小役などろくに数えた事がなかったが、教習所では必殺アイテムとなる。これを早く実技で使えるように頑張らないと!


やがて、私たちを乗せたマイクロバスは急にスピードを落とし古びたビルの正面に止まった。6階建てだろうか、窓の内側には薄茶のフィルムが貼ってあり中の様子が見えない。とりあえず最後にバスを降り、皆の後に続きビルの中へと入っていった。ところがどうしたことだろう、受付ロビーに職員の姿はない。

どうやらIDカードで自動受付するらしいのだが初登校の私は勝手がわからない。さっきの老人も同様、全くわかっていなさそうだったので、先に見よう見まねで自分の受付を済ませてから知ったような口で手伝ってあげた。すると、発券された紙で同じジャグラークラスなのはわかったが、名札に書かれた”田村源三”には違和感を感じてしまった。まあ、そんなこともあるんだろう。時間もないので急いで発券された紙に書いてある「2F_Jクラス」という文字を頼りに階段を上がる。

そして、『Jクラス』のプレートが貼られたドアを恐る恐る開けると、10人程度がすでに着席しており、一緒のバスに乗って来た人たちとは違う若者や中年の女性、サラリーマン風の男性の姿がある。どこに座るか悩んでいる私を横目に源さんは一番前の席に陣取った。こういう時はなんとなく後ろを選びがちになってしまうものだが、本気で学ぶなら前に座るべきなのかもしれないな。でも今日は初日だから後ろで様子を伺うことにしよう。

このあとも数人が席に着き、教室の約半分が埋まったところでJクラスの先生らしき男性が現れた。やや星野源に似た物腰の柔かい雰囲気の人だったのでホッとした。これなら次回は前の席に躍り出てもいい気がする。

こうして初日の授業が始まった。まずはジャグラーの基礎知識と動画鑑賞。誕生から現在に至るまでの年表を見ながら進化の過程を辿ったり、ジャグラーを打つ上での心構えやマナーを学ぶ。とくに動画鑑賞では『台パンの代償Ⅳ』というタイトルの怖いストーリーを見せられ少し暗い気持ちになった。あんな結末が待っているなら絶対に台パンなどしない方がいいという内容だった。



そして今、私自身も少し暗い気持ちになっている。この話をどこまで書けばいいんだろう。学科から実技、試験。そして外に出ての実践。教習所での出会い、裏切り、教官の正体、やがて源さんとの別れ、、、このままでは物凄い長編になってしまいそうで怖い。ジャグラー教習所に通う人々の人間ドラマは果たしてコラムと言えるんだろうか? 今更ながら悩んでしまうのでありました。



※おまめんこさんのコラムは毎月20日更新予定です!次回お楽しみに!!

「おまめんこ」プロフィール


おまめです。ジャグラー愛で設定を2段階上げる女と呼ばれています。得意技は底辺からの0ライン戻しです。



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