第518回【佐々木真】ジャグ散歩vol.17〜新大久保・新宿〜【ジャグラーな人々。】
■新大久保駅


▲乗り換え路線はなし
新宿のお隣の新大久保駅。新が付かない普通の“大久保駅”は総武線各駅停車で近くにあります。地名の由来は大きな窪地があったからという予想通りの展開。乗り換え路線もない地味な駅でした。かつては。

▲都内屈指のコリアンタウン
現在、新大久保はコリアンタウンとして知られています。あちらこちらに韓流のお店が立ち並んで、土日ともなれば歩くのが大変なほどの賑わいとなっています。


▲時代の流れか韓流のお店になっているところも
コリアンタウンあるところにパチンコホールあり。ということで、昔はいろいろホールもありましたが、それよりも韓国料理店や韓流スター関連のお店にしたほうが儲かるということで、その多くが撤退してしまいました。


▲大型店が2軒
今でも残っているのは2軒。前の高田馬場駅と同様に設置比率は高くありませんが、低貸しにもシマでジャグ系があるのが特徴的。山手線の沿線をずっと見てきましたが、シマであるのはこの方面だけですね。
【新大久保駅】
パチスロ:1037台
ジャグ系:189台
設置比率:18.2%
(500m以内で該当駅が最寄りのホール)
■新宿駅(前編)


▲乗降客数世界一を誇る
続いては1日の乗降者数世界一。言わずと知れた新宿駅でございます。JR各線だけでなく小田急線・京王線・地下鉄丸の内線・都営地下鉄新宿線・都営地下鉄大江戸線が乗り入れています。ちょっと歩けば西武新宿線に地下鉄副都心線も。
地名の由来は、甲州街道沿いに新しい宿場街が作られたから。信濃国(現在の長野県)高遠藩の内藤家の武家屋敷跡だったことから“内藤新宿”に。それが略されて新宿となっています。


▲昔は小中規模のホールがたくさん
新宿もかつては中小ホールが多くありました。あちらこちらにホール跡地があります。池袋はそのような昭和の香りを残していましたが、ここ新宿はパチンコ・パチスロ業界の縮図のような形になっています。ホールの数は激減していますが、設置台数はそれほど変わっていないのです。
大昔は1つのホールの規模に制限がありました。例えば1000人がパチスロを打ちたいと思った場合、今では1000台の大型店が好まれるような雰囲気があります。しかし、台数に制限があった頃は、100台のホールが10軒あることによってその数を賄っていたのです。
どちらも一長一短。1000台規模のホールのほうが利益も出しやすくなります。利益が出るということは還元もできるということ。それに対して、多くの小型店に支えられている形は、売上が低くて還元もそれなりとなってしまうケースも多いですが、複数の営業方針の中からいくホールをユーザーが選べる利点もありました。全体的にはダメだけど、なぜかジャグだけは甘やかしてくれるホールといった具合に。
山手線だけでなく全国的にこの傾向となっています。1軒の大型店と複数の小型店、そのどちらを選択するかという時に前者が選ばれただけのこと。まあ私は、ホールを選ぶところから始まる昔の新宿が好きでしたが。



▲東南口はかつて平均10軒近くのホールが営業
その代表格が東南口でしょうか。入口の三角地帯にはグリンピース新宿本店があって、その中も中小規模のホールが多く集まっていました。それだけ機種も選べましたし、気分や打てる時間によって行くホールを変えられたのです。ここに来れば何とかなると思っていました。
今、東南口で営業しているのは1軒のみです。その1軒がダメだとは言いませんが、複数の経営スタイルから選べた時とは大違いに感じています。ここに来れば何とかなるのではなく、わざわざ電車に乗って行くなら、別に新宿でなくても良いとなってしまうんですね。
と、脱線しまくっていたらお時間となってしまいました。現在の新宿のパチスロシーンなどはまた次回とさせていただきます。
「佐々木真」プロフィール パチスロ歴30年の2号機世代。歴代で好きなジャグラーは、迷うところだけど『ジャグラーTM』。目下の悩みは、リプレイを1/7.3で引けないこと。 |
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